INTRODUCTION
著者紹介
高校時代の著者
池田浩平
大正12年高知県生まれ少年期よりキリスト教の感化を受け、軍国主義教育が盛んになってきたなかにあって、将来は哲学や神学を研究したいとの思いを抱いていた。
昭和17年4月高知高等学校文科2類に入学。学びの道を進みはじめた矢先、翌年に徴兵される。
昭和18年12月に学徒として出征し、19年9月に戦病死。
INTRODUCTION
解説者紹介
“大東亜戦争は、
決して恥ずかしいものではなかった”
富岡 幸一郎 TOMIOKA KOICHIROU
文芸評論家/鎌倉文学館館長/関東学院大学国際文化学部教授/放送大学客員教授(神奈川学習センター)
「大東亜戦争は、決して恥ずかしいものではなかった。」
昭和、平成、そして令和になって、私たちは「大東亜戦争」を正しく評価してきたのだろうか?
GHQによって「自虐史観」を押しつけられ、彼らの手先となった左翼学者によって「自虐史観」を植え付けられてしまった私たちは、長年「大東亜戦争」の本質について隠されたままだった。
近年「大東亜戦争」ではなく「アジア・太平洋戦争」などと呼称されているのは、はじめから「自虐史観」を前提にしているからである。
しかし、本当にこのままで良いのだろうか? 先人たちが命懸けで戦ってきたのかが分からぬまま、「自虐史観」という狭い檻の中に閉じ込められていて本当に良いのだろうか? 今こそ私たち自身が「大東亜戦争」を正しく再評価する必要がある。
【プロフィール】
1957年東京生まれ。文芸評論家。鎌倉文芸館館長、関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授。 中央大学文学部仏文科卒業。
中大在学中の1979年(21歳)、『意識の暗室-埴谷雄高と三島由紀夫』で第22回『群像』新人文学賞評論部門優秀作を受賞する。
以後、故西部邁氏の個人誌『発言者』(1994年~2005年)、後継誌『表現者』(2005年~2018年)に参加、『表現者』では編集長を務める。現在、雑誌『表現者クライテリオン』顧問。
主な著書では、『新大東亜戦争肯定論』(飛鳥新社)、『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』(中公文庫)、『使徒的人間ーカール・バルト』(講談社文芸文庫)、『仮面の神学ー三島由紀夫論』(構想社)、『最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明』(アーツアンドクラフト)、『天皇論 江藤淳と三島由紀夫』(文藝春秋)、『入門 三島由紀夫「文武両道」の哲学』(ビジネス社)、『川端康成 魔界の文学』(岩波書店)、『鎌倉文士とカマクラ』(銀の鈴社)、『平成椿説文学論』(論創社)などがある。
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